みなさん、こんチベ!

「子供の頃、コミックボンボンやTVで観た
 あの破壊的で愛おしい黒猫を覚えていますか?」

「ただのドタバタギャグだと思っていたら、
 大人になって、観直すとその深いドラマに衝撃を受けた……!」

90年代末〜2000年代初頭のアニメ界を
ハチャメチャに駆け抜けた不朽の名作——

『サイボーグクロちゃん』

今回はこちらの作品の個人的感想小噺です。

1. じいさんとばあちゃんはオイラが守る!『サイボーグクロちゃん』の基本とあらすじ

サイボーグクロちゃん

基本データ
 原作    :横内なおき
 連載    :講談社『月間コミックボンボン』
 アニメ   :1999年〜2001年放送(全66話)
 主なキャスト:クロちゃん(坂本千夏さん)、
        ミーくん(手塚ちはるさん)、
        剛万太郎(古澤徹さん)、
        コタロー(小松里賀(現:小松里歌)さん)、
        ジーサン( 菅原淳一さん)、
        バーサン(こうろぎさとみさん)

あらすじ・世界観
 乱暴で喧嘩早いけれど、義理人情には
 人(?)一倍厚い黒猫の
 「クロちゃん」。

 大好きな飼い主である世離れした
 「ジーサン」と「バーサン」を守るため、
 日々健気に奮闘していたクロちゃんでしたが、

 ある日、世界征服を企む悪の天才科学者
 剛博士(剛くん)によって捕らえられ、
 勝手に改造手術を受けさせられてしまいます!

 こうしてサイボーグ猫にされてしまったクロちゃん。
 しかし、腹の中に仕込まれたガトリングガンや
 体内の各種兵器を武器に、剛くんの野望をあっさり打ち砕いて大暴走!

 刺客として現れる宿敵のサイボーグ猫「ミーくん」との激闘や、
 街を巻き込む大騒動を繰り広げながらも、
 愛するじいさんとばあちゃんの平和な日常(?)を守るため、
 激しくも温かい戦いに身を投じていきます!

既刊・関連作品一覧は『講談社のサイボーグクロちゃん』のページをご確認ください。

2. 愛を込めて言いたい!『サイボーグクロちゃん』を絶賛する3つの理由

見どころ1:可愛い見た目から繰り出されるガトリング&爆破のド派手アクション!

一見すると丸みのある可愛らしい黒猫
(実はサイボーグ化を隠すための着ぐるみ)でありながら、
お腹から巨大なガトリングガンを取り出してぶっ放す
破天荒なバトルアクションが最大の魅力です。

蔵を吹き飛ばし、街を破壊しながらも、
大好きなじいさんとばあちゃんを守るために
全力で暴れ回るクロちゃんの
バイオレンス&ハチャメチャな展開は、
今観ても胸がすくような爽快感にあふれています!
(中盤以降は、クロちゃんに『オイラより不死身』と言われ
 むしろ放置されることが多くなりますが……)

見どころ2:剛くんとミーくんの絆、切ない過去……子供向けを超えた泥臭いドラマ

単なるドタバタギャグにとどまらず、
キャラクターたちのバックボーンや
情に厚いドラマが非常に深く描かれているのも
本作の凄さです。

敵でありながら固い絆で結ばれた
剛くんとミーくんの出会いと過去、
命の重さや孤独と向き合うエピソードなど、
ハードボイルドで切ないストーリー展開は、
大人になった今だからこそ心に深く刺さります。

見どころ3:一度聴いたら耳から離れない!神OP『ぐるぐるクロちゃん』

作品の疾走感とハチャメチャ感を象徴するのが、
LADY Q(レディーキュー)が歌うオープニングテーマ
『ぐるぐるクロちゃん』です!

キャッチーで中毒性抜群のメロディと、
どこかノスタルジックな疾走感あふれるサウンドは、
クロちゃんたちが街を縦横無尽に駆け巡る
アニメ映像と完璧にシンクロ。

イントロを聴いた瞬間に
当時の熱気へ一気に引き戻される、
90年代アニメを代表する神曲です。

3. 正直な評価!『サイボーグクロちゃん』がおすすめな人と向かない人

勝手に改造手術を受けさせられ
改造サイボーグ猫となったクロちゃんが
ガトリングガンを手に暴れ回る
破天荒アクションコメディ
『サイボーグクロちゃん』。

爆笑必至のギャグ、派手なバトル、
そして大人になって観直すと涙するほどの
深いドラマが詰まった傑作ですが、
非常にエネルギッシュで
独特なノリを持つ作品であるため、
向き・不向きがハッキリ分かれます。

観始めてから
「思っていた雰囲気と違った…」とならないよう、
本作が最高に刺さる人とそうでない人を正直に整理しました。

こんな人には激しくおすすめ!

1. 90年代末〜2000年代初頭の『コミックボンボン』文化や、熱気あふれるアニメが大好きな方

当時の破天荒でエネルギッシュな空気感や、どこか懐かしくも熱いアニメの雰囲気が大好物な方にドンピシャの作品です。

2. 可愛いキャラクターが重火器をぶっ放す、ギャップ満載の爆走アクションを楽しみたい方

見た目は愛くるしい黒猫なのに、ガトリングガンで街を巻き込みながら大暴れする爽快なバイオレンス&コメディを味わいたい方にぴったりです。

3. 単なるギャグにとどまらない、キャラクター同士の熱い絆や泥臭いドラマに浸りたい方

クロちゃんの不屈の生き様や、敵でありながら固い絆で結ばれた剛くんとミーくんの過去など、ハードボイルドで感動的な人情劇を観たい方に強くおすすめします。

逆に、こんな人には向かないかも…

1. 画面の破壊描写や、ハチャメチャで激しいドタバタ展開のノリが苦手な方

蔵が吹き飛んだり街が破壊されたりといった過激なギャグ演出が多いため、静かで落ち着いたテンポの作品を求めている方には不向きかもしれません。

2. 近年の洗練された、マイルドで刺激の少ない日常系アニメのみを観たい方

90年代後半ならではの毒気やぶっ飛んだノリが前面に出ているため、刺激の少ない現代的なゆるふわ日常アニメを期待しているとギャップを感じる可能性があります。

4. まとめ:なーんか さみしい時、なーんか 困った時、ヤツの名前を読んでみよう

『サイボーグクロちゃん』は、
サイボーグ化された黒猫クロちゃんが、
ガトリングガンをぶっ放して大暴れする
伝説の暴走アクションコメディです。

「子供の頃に観ていた
 あの熱気をもう一度味わいたい!」

「ドタバタギャグの裏にある
 剛くんとミーくんの深い絆や、
 切なく熱いドラマに浸りたい!」という方に、
大人になった今こそ観返してほしい大傑作となっています。

伝説のOPテーマ『ぐるぐるクロちゃん』とともに、
破天荒で情に厚いクロちゃんたちの
活躍をぜひ楽しんでみてくださいね。

今回の小噺はこのあたりで。
お後がよろしいようで。

おまけ

横内なおき先生による原作コミックで深すぎるドラマを体感!
横内なおき先生著『サイボーグクロちゃん』(講談社)では、
アニメ以上の過激なアクションと
胸を打つ泥臭い人情劇が描かれています。


既刊、新装版発売中!
新装版は権利の関係か某ス●ーピー似のぬいぐるみに
モザイクがかかっているのが面白いです。